沖縄医療生活協同組合 沖縄協同病院

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後期研修

​総合診療(プライマリ・ケア)

General medical(Primary Care)

沖縄医療生活協同組合

後期研修プログラムプライマリ・ケア医コース(Ver.1)

1 コンセプト

 沖縄医療生活協同組合は、3病院、6診療所、1老健施設、8介護保険事業所を通じて、地域に密着した急性期・亜急性期の病院医療、診療所・在宅医療、さらに介護サービスを総合的に提供するとともに、全県で7万4千人の組合員と伴に健康づくりや地域での支え合いなど保健予防の活動を行っています。

 医療機関・介護施設の役割分担が進むなか、沖縄医療生活協同組合においても総合性を自らの専門性として高い力量を持つプライマリ・ケア医と総合的基礎力を備えた専門医をバランス良く養成することで地域のニーズに答えていく必要があります。

 本コースは、プライマリ・ケアや家庭医療学を特徴づける、患者中心の医療、家族志向型ケアといったアプローチを修練することを通じて、慢性疾患管理、虚弱老人のケア、地域の人々の健康増進の活動に積極的に取り組むことのできる医師(総合性を持った医師)を養成するためのプログラムと考えています。

 地域の医療・介護・福祉のリソースを良好な連携により活用し、人々が健康を享受することのできる地域づくりに伴に取り組む医師として頑張りましょう。

2 コース概要

 当法人の診療所は、単科の専門診療所ではなく、主に内科系疾患の総合的な診療を行っています。そのため、Common diseaseの慢性疾患管理、訪問診療、地域の介護保険事業(居宅介護支援事業所、訪問看護、通所介護、通所リハビリ、高齢者住宅等)や福祉事業の役割と医師のかかわり方を学ぶことができます。診療所のあり方や経営諸課題についても討議に参加していただきます。

診療所研修は半年間のブロック研修を行うことを勧めますが、ハーフディもしくはワンディ・バック方式の外来診療も可能です。

 中部協同病院は、一般外来診療、訪問診療が行えます。病棟診療ではcommon diseaseの急性期対応と、急性期病院から亜急性期管理のために転院されてくる患者の対応を行います。自宅や居宅施設への退院に際し、介護保険サービス導入など地域サービスとの連携を学ぶことができます。

 いずれの施設でも、地域への近接性が強く、「患者とその家族の顔が見える」、患者中心の医療や家族志向型ケアの実践が求められます。

 領域別研修では、沖縄協同病院における種々の科を選択できますが、内科診療所医療においても特に必要度の高い、皮膚科、心療内科、生理検査手技は必修とします。また、患者の要望の強い内視鏡検査の研修は推薦研修と考えます。検査手技は継続的に実践します。皮膚科、心療内科の他に1ないし2科を選択し、全体で6ないし8ヶ月の研修期間を割り当てます。健診ならびに、患者会、班会など医療生協組合員との活動(学習会、レクリエーションなど)への参加も積極的に行います。

 

3 取得資格

日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医専門医

4 目標

①目指す医師像:一般目標

プライマリ・ケア医が持つ医学的な知識と技術、患者中心の医療 (patient centered medicine)、家族志向型ケア (family oriented primary care)、地域住民へのケアなど、プライマリ・ケア医、家庭医を特徴づける能力(competence)を身につけ、地域・患者のいかなる健康問題にも関わっていこうとする医師としてのプロフェッショナリズムを涵養する。

医療生協組合員や地域の人々とともに、健康なまちづくりの視野を持った活動ができるようになる。

②個別目標

<プライマリ・ケア医を特徴づける能力の領域>

「患者中心の医療」や「家族志向型ケア」の方法を理解し、実践できる。

所属の事業所だけでなく地域の医療・介護・福祉・保健のリソースを活用できるようになる。

<プライマリ・ケア医がもつ医学的な知識と技術>

プライマリ・ケア医に必要とされる基本的身体診察の技能を修得する。

Common Problem(医学的問題だけでなく、心理的・社会的・倫理的問題も含む)に対する対処法を理解し実践できる。

小児、思春期、高齢者、女性などの特性と独自のアプローチ法を理解する。

沖縄医療生協診療所で行われる基本的な処置、検査手技を修得する。

健診、予防接種を行うことができる。

介護保険制度のシステムを理解し活用できる。軽度者への介護予防・生活支援など地域での多彩な活動を理解する。

地域における健康増進活動の意義を理解し積極的に参加できる。

<すべての医師が備える能力>

質の高いコミュニケーション能力を身につけ、良好な患者-医師関係を構築できる。

各職種の能力を引き出し、調整を図るコミュニケーション能力やマネージメント能力を身につける。

EBM の理論と方法を理解し、日々の医療活動の中で活用できる。

自発的な研修づくりや、研修改善の取り組みができる。

医療経営の評価ができる。

 

5 取得手技

内科全般の基本手技

6 研修期間

3年間

7 研修全体のスケジュール

家庭医療研修(診療所研修含む)

 12ヶ月

総合内科研修

  6ヶ月

内科研修(臓器別)

 6ヶ月

小児科研修

 3ヶ月

皮膚科研修

 2ヶ月

心療内科研修

 2ヶ月

選択研修

 3ヶ月

8 施設外での研修

那覇民主診療所(家庭医療研修)

中部協同病院(家庭医療研修・総合内科研修・内科研修)

9 施設認定

日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療後期研修プログラム(Ver.1)

日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療後期研修プログラム(Ver.2)

日本プライマリ・ケア連合学会認定病院総合医療養成プログラム(試行事業)